道 - Michi
Exile
4:40彼女はタバコを揉み消し なき男(ひと)のアルバム 隠してる 彼は路地を急ぎすぎ 転んで血を流す 会いたくて... 彼女の部屋はぬるくて 白く濁る窓の 向こうに まばたいた 夢の泡 男と女は 結び解(ほど)き 繋がる 乾いた水槽 溺れかけた 哀しい... 彼女のベッドの下で 彼女抱いてるのは 別の男(ひと) でも彼は知らぬふりで 寝返され目を閉じ 手を伸ばす 彼女の皮膚の下へと 埋もれた黒い傷 欲しくて 苦くて 切ない 恋 男と女は 互い違いに 縺れて うまらぬ隙間に 戯れている 愚かな... この体 ただの器になれるのなら よかったよ 「恋」も「愛」もすべて嘘 蜃気楼だと思い 生きてきた でも ヒトを「好き」になる あとどれくらいの ココロの傷を 癒せば 本気でカラダを 愛してくれる? 教えて 窓の外 朝焼ける町並の彼方 泳いでく 愛の 痛みよ