1999
Hitsujibungaku
4:50旅人たちは いつか来るだろう終わりへ向かう 目的地などありもしないが ひたすら進む いつからか 間違って すれ違ってしまう そして 夕凪がくる 何にもないような明日を待っているだけの 星のめぐりが導く意味も気づけば忘れ 愛する人の名前の船も帆をうなだれて いつの日か言えるかな 音もない海に風がまた吹くときに ぼくら 初めから全部わかっていたとしてあの日 傷つけずに見つめ合えていたかすら わからない 海が聞こえる 何にもないような明日を待ってるだけの あなたがいるような今がとても幸せ とても 幸せ そして また風が吹く