Jane Doe
Kenshi Yonezu
3:56君の声が聞こえたような気がして僕は振り向いた 1991 僕は生まれた 靴ばかり見つめて生きていた いつも笑って隠した 消えない傷と寂しさを 1991 恋をしていた 光る過去を覗くように ねえ こんなに簡単なことに気づけなかったんだ 優しくなんてなかった 僕はただいつまでも君といたかった 雪のようにひらりひらり落ちる桜 君のいない人生を耐えられるだろうか どこで誰と何をしていてもここじゃなかった 生きていたくも死にたくもなかった いつも遠くを見ているふりして 泣き叫びたかった 1991 恋をしていた 過ぎた過去に縋るように ねえ 小さく揺らいだ果てに僕ら出会ったんだ 息ができなかった 僕はただいつまでも君といたかった 雪のようにひらりひらり落ちる桜 君のいない人生を耐えられるだろうか 1991 僕は瞬くように恋をした 1991 いつも夢見るように生きていた