Coral Tide
Omoide Story
3:091番 テレビの音 消したまま 昨日のままのカップが二つ 誰かがいた気がする朝に わたしはまた ため息ついた 干からびたハーブの鉢 忘れられてた賢さみたい 傷つかないって決めたけど それも結構 痛かった サビ セージの香りが まだこの部屋にいる 癒えることよりも 思い出を抱いてたい 優しくなるには 忘れるだけじゃダメで 寂しさごと 愛してみたくて 2番 たとえば君がいたとして 同じ夜は二度と来ない 似てる言葉ばかり選んで 誤魔化すのに 慣れてしまった サビ セージの葉っぱを ぎゅっと握ってみた 涙が出るほど 青くてまっすぐだった 強くなるには 痛みを数えた方がいい そう教えてくれたのは きっと アウトロ 静かな夜の セージの匂いだけが やさしかった