青々 - Naive Blue
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3:57乾いた笑いと 少しの静けさで いつしか届くまで 来ていたんだと気づく 古びた街灯が 足掻いて照らした 路上に影を落としたのは黄昏 錆びた鉄の中に咲く アネモネを眺めていた 誰にも知られないままで 凛としているのはなぜ いつか枯れてしまう前に また逢いにいけるのかな まとわりつく時間を背に アネモネを眺めていた 忘れてしまうのは 一番怖いこと 明日の影は 傷も呑み込むだろう もがいて伸ばした 頼りない手足が 掴めるものは まだあるのか探して 錆びた鉄の中に咲く アネモネを眺めていた 誰にも知られないままで それでも倒れないように 深く根を張る姿は 何を思っているのだろう まとわりつく時間を背に アネモネを眺めていた 色あせて いつから僕たちは 代わりを求めてた 繋がっていられたはずなのに いつしか縛られていることに気づいた 終わりから 数えたら 錆びた鉄の中に咲く アネモネを眺めていた 誰にも知られないままで 凛としているのはなぜ いつか枯れてしまう前に また逢いにいけるのかな まとわりつく時間を背に アネモネを眺めていた 笑い合ったあの瞬間も 手を取り合った感触も すべて消えてしまう前に 忘れてしまわないように 誇り高く咲いている姿に何も言えずに 僕らはずっと眺めていた アネモネを眺めていた