ひとめもり

いつもの銀杏並木
自転車漕ぐ2人
風切る君の横顔が
近いようで遠い

無限に広がった将来
時間できたら電話ちょうだい
思い出が満たした脳内
夜道を照らすMoon light

すれ違いが重なる度に
すり減ってく心　一目盛り
あと少しだけ大人になれれば
同じ今でもきっと違ってた

すれ違いも気づかぬままに
すり減ってく心　一目盛り
ねえ　静かな夜に
目を閉じよう
一目盛り満たして

一目盛り満たして

こぼれたミルク
ひろがるテーブル
黙って見てる
今 何かがここから  減っていく
今 何かがここから  欠けていく

まるで 他人事みたいね
行ったこともない 遠い国の景色みたいに　
現実味はない 痛み
傷ひとつないはずなのに
　　
じくじく 疼いている心臓
もう 戻らぬ日々への追憶
染まる橙色から群青 溶け合って
たどり着く 夢の居場所

夏の光が降り注ぐころ
あなたの影とまた出会うだろう　
巻き戻せないフィルムの目盛を
惜しむように そっと 見送ろう

すれ違いが重なる度に
すり減ってく心　一目盛り
あと少しだけ言葉に出せれば
同じ今でもきっと違ってた

すれ違いも気づかぬままに
すり減ってく心　一目盛り
ねえ　静かな夜に
目を閉じよう
一目盛り満たして

すれ違いが重なる度に
すり減ってく心　一目盛り
あと少しだけ気持ちを寄せれば
同じ今でもきっと違ってた

すれ違いも気づかぬままに
すり減ってく心　一目盛り
ねえ　静かな夜に
目を閉じよう
いつか思い出して

一目盛り満たして"