給料10万円節 - Kyuuryou 10Manen Bushi

「おつかれ－」って もう２時半で
終電とっくで 今日もタクシー
ぽくなんて 超腰抜け
仕事と言えば ただのパシリ
こき使われ すぐ殴られ
それでもくじけずにチャレンジ
残業手当て なくて当たり前
それがこの世界のルールらしい
思い切って 好き勝手
やってる人はうらやましいでも
上見たってきりなくて
下見て暮らしても底ないし
夜明け前 星を見つめ
誓うよ ぼくもなってやるさ
かっこよくて 今 モテモテ
噂のインテリアデザイナー
心して 耐えて耐えて
買ってでも 苦労 若いうちだ
ぼくへっちゃら 夢があるから
でも 給料 今 手取りで10万
「じゃあね－」って 手を振って
気の合う仲間と別れるぼく
うしろ髪引かれる思い
ふり切って 事務所 明日は入稿
"フリーライター"聞こえはいいが
主な仕事 "盛り場巡り"
北から南 全国各地
トンガリキッズの写真撮り
いつも うだつの上がらぬぼくも
クラブキッズにゃ人気者
ちょっとしたぼくの自慢
DJに知り合いが多い事
夢は今のネットワーク生かして
クラブオーガナイザー
小説家っつ－のもいいなぁでも
給料 今 手取りで10万
さよならセニョリータ
ぼくはもう君のものじゃないんだ
契約社会だ 承諾しちゃった
グチやイヤミ もってのほか
あわよくば 金のなるバカ
短気決戦の捨てごま
願わくば流行歌
ほくそ笑むのは レコード会社
明るくパァッとやりますか
経費 コストは少な目に
長い目で見れば 今が正念場
こういうのは当たればでかい
丁と出るか 半と出るか
プライド捨てて 賭けてみるか
売りはスチャラカでスーダラでも
給料 今 手取りで10万