ブランデーグラス
石原裕次郎
3:35淋しい背中をたとえ丸めても ひきずるその影は消せはしない 過去を話せばひとつやふたつ だれにも言えない心の傷がある 終りない旅の終着駅に いつの日かひとりで たどりつくだけ 風よお前は 知っているのか 人はだれでも嘆きのメロディー 煙草のけむりをたとえゆらしても 心のやすらぎは探せないさ 道の小石をかかとでければ はかなく夢さえ胸から消えてゆく 終りない旅の目覚めた朝も ふりむけばぬけがらそこにあるだけ 風よお前は知っているのか 人はだれでも嘆きのメロディー 風よお前は知っているのか 人はだれでも嘆きのメロディー