Melasti
Palawara
3:07「お~」 「瓜売りそのものですぞ!」 「さすが殿下!」 「よおっ! 日本一~!」よっ! 瓜売りに~ 瓜二つ~ よっ! 召されそうらえ~ よい! よい! よいよいよ~い 茶はいらんかの? はあいらん いらん あじか 買わし 買わし よい! よい! よいよいよ~い 瓜売りが~ 瓜売りに来て (よっ!) 瓜売り残し~ よいよいよい! 売り売り帰る (よっ) 瓜売りの声~ 瓜くだされ! お売りくだされ! 売れ残り瓜が (はっ!) 瓜売り切れた よっ! よっ! い~よおっ! 「一太郎! 調子はいかがじゃ」 「殿下の格別なるご配慮により この通りにございます」 「どうじゃ! 本物の瓜売りのようじゃろ!」 「はい 見紛(みまご)うほどに瓜二つですな」 「あぁ! 儂は本物の瓜売りさえも超えてみせるぞ! (お~) さあ 皆の者! 思うさま騒げえ! 盛り上がるのじゃあ!」 瓜売りに~ 瓜二つ~ (よっ!) 瓜売りに~ 瓜二つ~ (よっ!) 「あまり楽しくないかい?」 「え?」 「なんだかつまらなそうだよ」 「ああ 弟たちがいたら大いに楽しんでいるでしょうな」 「キミって」 「はい?」 「いや」 「あんた自身はどうだ? と聞かれているんだよ」 「私自身」 「おいおい 話し込んでないでほれ」 「こっちやこっち」 「これこれ 顔が怖いぞ」 「ほれほれ 中へ」 「ちょっ ちょっ ちょっちょっ ちょっ」(よっ!) 瓜売りが~ 瓜売りに来て (よっ!) 瓜売り残し~ (よいよいよい!) 売り売り帰る (はっ!) 瓜売りの声~ (よっ! よっ! い~よおっ!)