デュッセ - Décès (Feat. Hatsune Miku)

“迷える仔羊”の役は
いつだって満杯だ

嗚呼華々しい日々望んでさ
いつぞや描いた絵空事は
寧ろ笑って白々しく
取り落として
それで良いと
仮初めの平穏は放り出して
戒めと言うならば即断して
勿体振りの小さい災難じゃ
利用価値はない
（…もう神様、終わらせてよ）
突き放されるのも慣れた
悲しい生き物 それが僕等
死屍累々だ
後ろ傷を受けて
倒れるその場に
続々幾重にでも
降り積もる害と悪
そして
死屍累々と
墓標が立つ様に
心壊されたら
後に居座ったのは
後悔と残滓の人生

嗚呼馬鹿馬鹿しいな
ほんの少し夢持たせて
期待させて
待ち望んでた結実と
手にする間際の崩落
「万世不朽」などと
言って欺くのも
仇をなす者にとって常なる事
無我夢中な僕らを蔑する暇に
（…もう神様、終わらせてよ）
死屍累々の矜持
何処かに置き忘れた自尊心
微かに醸し出す自我
精一杯の在り方だとして
死屍累々に負債が
つづら折りに重なる情景
頂上まで辿れば
見下ろして
笑えた筈の人生

理解されたくて
惨たらしい損傷も
ひねた魂も
風化して崩れる迄
燃え尽きて無くなる迄
死屍累々だ
後ろ傷を受けて
倒れるその場に
続々幾重にでも
降り積もる害と悪
そして
死屍累々と
墓標が立つ様に
心壊されたら
後に居座ったのは
妬みと嫉みの人生

そう
“迷える仔羊”の役は
台詞も無くて
立ち尽くすだけ
簡単な事だ