夜を消して

まぶしく光る 銀のドレスより
おまえに似合うのは 木綿の着物さ
夜更けの店の きらびやかさより
おまえに似合うのは 朝のほほえみ
信じてみないか おれの言葉を 心を
そしてささやかに ふたりくらさないか
夜のにおいを消して 過去をすてさって
どこか陽当りのいい 部屋をさがそう

心の中が もしも見えるなら
おまえに見せたいよ 悲しい傷さえ
さすらいのあと ほしくなったのさ
しずかに落ちついた 愛のすみかが
潮時みたいな おれとおまえじゃないか
すねて生きるのは やめにしようじゃないか
夜のにおいを消して 過去をすてさって
どこか陽当りのいい 部屋をさがそう

信じてみないか おれの言葉を 心を
そしてささやかに ふたりくらさないか
夜のにおいを消して 過去をすてさって
どこか陽当りのいい 部屋をさがそう