嘘と慟哭 - Uso To Doukoku

嘘と慟哭 - Uso To Doukoku

凋叶棕 -Diao Ye Zong-

Альбом: 綴 -Tsuduri-
Длительность: 4:52
Год: 2011
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Текст песни

語る者さえ最早 途絶える程には
悠か遠くにかき消えた 記憶は疎なりて幾星霜
並んで寄り添う 人と鬼の姿
疑う事を知らぬほど 小さな小さなその姿

信頼のその証 指切り拳万一つ
誓ったは嘘はつかぬ事 ずっと傍に居るよと
幼稚な約束一つ

御伽の国の恋物語
並び立つ影二つ異形型どる
まだ見ぬ行く末 語るが如く
何処と行く先分からぬ風が哭く

語る者さえ最早 途絶えた程には
悠か遠くそこにあった 密なる絆は変わらずに
並んで寄り添う 人と鬼の姿
信ずる事に飽かぬほど愛しい愛しいその姿

約束を交わし合う 対する人の望みは
決して涙を見せぬ事 鬼の泣き顔なんぞは
見たくは無いのだと

御伽の国の恋物語
幾夜の果てに二人は契りを交わす
ならば笑おうと未来を語る
それはどこまでも幸せな姿

幾年が過ぎ去って 傍と帰らない彼は
行方を探されるまま 変わり果てたその姿
哀れな鬼に晒した

御伽の国の悲恋物語
野盗かそれともはては妖の仕業か
二度と動かぬ その姿から
最早約束など破られたのだと知った

咆哮 慟哭
大地揺らす 最早物言わぬ骸の前で
「嘘吐きめ! 裏切り者め!
約束一つ守れぬ軟弱者め!」
糾弾の声も遂には虚しく響くのみ
叫び果て 疲れ果て
立ち尽くす 鬼の目には
-涙。