Pylon
Hitsujinomurehawarawanai
3:36恒星が溺れていく海の果て どこにも行けない僕らのよう 漂う死の匂い 沈黙の水面に呑まれて消えていった 僕の右手では何もできないまま 朝を待った 軋んだ夜の天井が音を立てて 僕らは祈った 暗闇に奔っている錆色の罅割れ そこから染み出した明日を 塞いだ耳の鼓膜を叩く 海鳴りが僕らの足に絡まって 歩き出すこともできないままで 紅く濁った昨日が 終わるのを待っていた 軋んだ夜の天井が音を立てて 僕らは祈った 暗闇に奔っている錆色の罅割れ そこから染み出した明日を