Notice: file_put_contents(): Write of 641 bytes failed with errno=28 No space left on device in /www/wwwroot/muzbon.net/system/url_helper.php on line 265
Tele - 私小説 - Shisyosetsu | Скачать MP3 бесплатно
私小説 - Shisyosetsu

私小説 - Shisyosetsu

Tele

Альбом: Shisyosetsu
Длительность: 4:13
Год: 2022
Скачать MP3

Текст песни

君の悲しみを知らない 
それすら喜びの朝も知らない
風が吹き 君は立つ 
退屈な日々の折へと

誰かが君のこと憎む朝 
残念ながら君はよく目覚め
歳を経て女優へ化けていく友を
思い出して泣いている
湯気が上ってく七時過ぎ 
暗転する視界にもう慣れて
星を見上げてるニシンのよう 
君は今日に生きてる

小っ恥ずかしくて言えない程 
夢の中で笑っていた
海抜の低いこの町で君は海を
許せない

珊瑚礁にばっかり愛注ぐ
端的に言えば馬鹿げてる
窓に線を引く東京タワーは恋を
知らぬまま
誰かの視線が気になって 
ボタンの一番上閉める
爪先を踏んだアイツの着ている
スーツを忘れるな

「あなたによく似た人を私 
この町で今も探してるの」
陳腐なセリフが吐けたもんだ
ほら 緞帳が上がるよ

君の悲しみを知らない
それすら喜びの朝も知らない
絶望を乗り越えた先には退屈な
生活が待ってて
風はまだ少し冷たい 
起き抜けに飲んだソーダの輝き
辺境へ変わってく
都市に僕たちの居場所などないと
思っていた

同じ部屋で生きる僕ら 
誰一人同じ瞳などなく
浅ましいほどに個性的で 
悩ましいほどに無個性だ

それじゃあまだ風はうるさい?
君の喉の奥を深く刺すかい?
さらしもの美しい愚者よ
ただ生きよう 
どうにせよ僕ら醜いから

だから人は君を思い
優しさを覚え 
もう少し明日を生きてみる
憐憫なマネキンの海を
流されて君は生きる
僕はただ愛していたい 
それでも
知ることもおよそあるまい
絶望を乗り越えた先の 
退屈で厳かなあなたの溜息を
溜息を