Spooky Night Parade
Obey Me! Boys
3:09レヴィアタン「このパーツをここにつけて…。よーし、出来てきたぞ…」 アスモデウス「わー!すごーい」 レヴィアタン「なんだ、アスモか。いいでしょ?『爆裂ロボ ボンバリオン』のプラモ。しかも限定モデルで全身メタリックシルバー」 アスモデウス「綺麗だねー」 レヴィアタン「へへっ」 アスモデウス「美しすぎる」 レヴィアタン「まぁね」 アスモデウス「惚れ惚れするよ!」 レヴィアタン「そ、そんなにー!?」 アスモデウス「『爆裂ロボ ボンバリオン』メタリックシルバーモデル」 レヴィアタン「うん」 アスモデウス「に映るぼくの顔!」 レヴィアタン「え、そっち!?プラモじゃなくて!?」 アスモデウス「こんなヘンなプラモに映っても美しいんだなぁ…僕って」 レヴィアタン「ヘンなプラモってなんだよ!」 アスモデウス「ごめんごめんレヴィ!作業を続けてこのヘンなプラモを完成させて」 レヴィアタン「だからヘンって言うなって!もう!よし、じゃあ足のパーツをつけて」 アスモデウス「いいねぇこの足」 レヴィアタン「いいでしょ?」 アスモデウス「に映る僕!」 レヴィアタン「やっぱそっちだよね!」 アスモデウス「足の裏に映る僕も見てみたい」 レヴィアタン「うわっ!ちょっと強引に動かさないでよ!」 アスモデウス「うわー!足の裏に映る僕も最高!!」 レヴィアタン「はぁ!?」 アスモデウス「このプラモにもっと積極的に足をつけていこうよ!」 レヴィアタン「いや2足歩行のロボットだし、足のパーツも2本までしかないから」 アスモデウス「だって…足に映る僕が美し過ぎるんだもん!足のパーツだけ僕が取り寄せるから、8本9本とつけていこう!」 レヴィアタン「不気味だよ!多すぎでしょ!足」 アスモデウス「この顔のパーツと足のパーツを交換したりしてさ!」 レヴィアタン「やだよ、首元から足が生えてるロボット」 アスモデウス「胴体も足にして」 レヴィアタン「え!?」 アスモデウス「手も足にして」 レヴィアタン「は!?」 アスモデウス「足も足にして」 レヴィアタン「それはまんまだよ!」 アスモデウス「右の足の手に、足のライフルを持たせて、左の足の手に、足のシールドを持たせて、足の背中に、足のサーベルを背負わせて…」 レヴィアタン「もういい!足だけじゃん!!ただの『シルバー足かたまり』だよ!」 アスモデウス「じゃあ、せめて足の裏だけでも増やそう!」 レヴィアタン「足の裏だけ増やすって何!?」 アスモデウス「大量の足の裏を、全身にちりばめてさ」 レヴィアタン「やだよ、体中に足の裏がくっついたロボット!あのさ、ほんと邪魔するならどっか行って!」 アスモデウス「あ、ほんとごめんレヴィ、取り乱しちゃった…どっか行くから…そのプラモの足の裏だけ貰っていい?」 レヴィアタン「いいわけないだろ!そんなに自分のことを見たいなら、鏡の前に行けばいいでしょ?」 アスモデウス「鏡に映る順当に美しい自分に飽きたんだよね、予定調和っていうか」 レヴィアタン「よくもそこまでハッキリ言えるよねぇ。むしろちょっと憧れるわ」 アスモデウス「だからね、こういうヘンな物体に映る自分も美しいのか、確かめたい!楽しみたい!」 レヴィアタン「ヘンな物体って言うな!そんな変わったものに映る自分が見たいなら、奈落相撲の土俵に行って力士の汗に映る自分でも見に行けば!?」 アスモデウス「えっ…」 レヴィアタン「う、う、うん…、ま、まぁ…さすがに変な例えを言っちゃった」 アスモデウス「ナイスアイディア!!!行ってくるよ!」 レヴィアタン「いや行くのかよ!」 アスモデウス「ありがとうレヴィ!バイバーイ!」 レヴィアタン「ほんとすごいな、あの異次元レベルの美意識…」 アスモデウス「レヴィー!」 レヴィアタン「うわっ戻ってきた」 アスモデウス「移動中も自分を見てたいから、やっぱ足の裏だけ貰っていい?」 レヴィアタン「ダメー!!」